「実家を売りたい!」そう思ってはいるが、何をしたらよいか分からない。
そんな悩みはありませんか?
せっかく実家を売る決断をしたのに前に進めないもどかしい気持ち、わかります!
父が他界したため実家を売ることにした私たち家族も、同じでした。
父の他界から4か月後。
実家を処分する決意がようやくついたものの、今までに家を売った経験がない我が家。
家って、どうやって売れるの?
不動産会社?
そもそも、不動産会社ってどこに連絡したらよいか分からないよ!
不動産会社が見つかっても
家がいつ売れるか分からないから、計画が立てづらい・・
そんな会話を繰り返し、前に進めず家族で焦りを抱える日々を過ごしました。
また実家は、築30年弱・雨漏りあり・最寄りの電車駅まで車で40分という田舎のなかなか買取手が付かなさそうな物件。
実家を売るのには時間がかかるかもしれないと、家族で考えていました。
しかし「売ろう!」と家族で動き出してから、2か月弱で買取手を見つけることに成功!
この記事では、その時の経験をもとに初めて実家を売る方が分かりやすい、シンプルで簡単な実家の売り方を4STEPにまとめています。
情報が多すぎてどうしてよいのか分からない方は、この記事を読めば初めての実家の売り方がカンタンに分かるようになりますよ。
実家を手放すという大きな決断をしたのち、不動産売却の経験のないふつうの一般家族が【どの様な流れで家を売ることができたのか】実体験をもとにカンタンな4STEPでわかります。
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STEP1|実家に負債がないか、確認しよう!
実家を売ろう決めたらまずは、実家に負債がないか確認しましょう。
実家の建物や土地はまだローンが残っている、もしくは借金の担保になっている場合は処分したお金で、そのローンや借金を返す必要がでてきます。
そのため時間がかかる上、より慎重に判断しなくてはなりません。
実家の建物や土地を処分した金額が返済額に満たなかった場合は、逆にマイナスが出てしまう可能性もあるからです。
また貸出元にも、物件を処分して、そのお金で返済する等、確認を取る必要があります。
両親、もしくは片方の他界等の緊急の理由でない場合は、ローンや借金の返済計画を見直ししてから、本当に処分するべきなのかタイミングを再検討しましょう。
実家を処分して、そのお金を返済に充てなければならない等の緊急の理由の場合は、まずは貸出元の銀行や弁護士さんに相談するのが良いと思います。
このSTEP1を行うことで、これからの実家処分や片付けにおいて、どれくらいシビアにお金と向かい合う必要があるのか決めることができます。
一言で実家処分や片付けと言っても、どれくらいお金にこだわるかで、動き方が変わってきますので大事な工程です。
【両親のお金をしること】聞き取りにくいけれど、大切です!
ちなみに我が家は何とかマイナスはないが、プラス(貯金)もないという心もとない状況がスタートでした。
ですので、家を売ったお金が母親の老後の生活費ということになります。
ここで我が家は、なるべく実家を処分・片付けするのにお金を使わないようにしようという方針が決まりました。
正直、家を売ってもお金になるとは思えなかったのですが・・涙
【家を売ったお金】-(不用品の処分代+引っ越し代)=母親の老後の貯金
母親の老後の貯金が少ないということは、兄と私がお金を援助しなくてはならない状況がいつか来るということ。
実家の懐事情を再確認して、兄と私は本当に後ろがない思いで実家の売却に臨みました。
STEP2|実家を査定してみよう!
STEP1の確認が終わったら、次はSTEP2 実家を査定してみましょう。
実際に実家の土地や家がいくらで売れるのか、価値を知ることが大切です。
実家を査定したいけれど、どうしたら良いのか分からないという方は大手の不動産会社や一括査定サイトに登録すると、実家の価値を知ることができると思います。
実際に我が家の場合も、どこに連絡をすれば良いのか見当も付かなかったので、取り合えずインターネットで検索して出てきた3つの大手不動産の一括査定サイトに入力をして、相手方からの連絡を待つという方法を取りました。
実際に一括査定を利用した体験談やメリット・デメリットは別記事にまとめています↓
実家を売るのに、不動産会社ってどうやって選ぶの?
ぶっちゃけ一括査定って使ってみてどうなの?
そんな悩みをお持ちの方は、ぜひ参考にご覧くださいね。
実家を売るのに一括査定サイトを使うとどんな感じなのか、実体験をリアルに公開しています。
STEP3 実家の不用品を処分 | 売れるモノと捨てるのにお金がかかるモノ
実家を売るときには、家のなかを自分で空っぽにしたほうが高くうれます。
逆に家のなかにモノを残したまま売ると、その分の処分費が家を売ったおカネから引かれてしまいますよ。
実家を売るときに、そのお金で今後生活していく、もしくは次の住居購入資金にするなどという場合はいくら手元にお金を残せるかがポイントです。
実家の建物や土地を処分したお金は、全金額が全て手元に入ってくる訳ではありません。
うちにはそんなに処分にお金がかかるものはないから大丈夫!とお考えの方も多いと思います。
かく言う私もそうでした。
しかし一度、不動産会社が紹介する不用品回収の見積もりを取ってみたら、95万+税!!!
しかも処分してほしいと見積もりに出した不用品は、全体のほんの一部。
50万位ですむかな?と考えていたため、予想の2倍の金額に驚きを隠せませんでした。
そのおかげで自分で処分できるものは、自分でやろうと決断したのです。
不用品は売れるだけラッキー!と心得るべし
我が家の不要品の見積もりで、主な金額を占めていたのは自営業で使用していた設備品です。
教室2つ分の学習塾を運営していましたので、学校にあるような学習机50セットの処分、教材の処分、本棚、ホワイトボードの撤去が主でした。
しかしそれ以外に、教室と自宅のエアコンの撤去、看板代(外壁+立て看板)の撤去等で20万が追加になることが判明。
自営業の片づけ以外にも、住居での2階にあり自分で搬出が難しいタンス、ピアノやら冷蔵庫やらで、更に+でお金が処分にかかることも次々と分かりました。
基本、大きいもの+上の方にあるもの+重いものは、処分するのにもお金が掛かります。
少しでも処分代を安くするために、上記の条件に当てはまらないものは、すぐにでもリサイクルショップにもっていくことがおススメです。
こんな古いもの、持っていっても売れないでしょう??と思っても、思いがけず値段が付くこともありますよ。
【スシノ家のリサイクル事情】もったいない人間の母はリサイクルなら許可!
私の場合は
- 実家にある不用品を母親に「捨てて」と頼んでも捨ててもらえない
- 代わりに捨てるといっても、自宅のゴミ収集所に捨てづらい
そんな理由からリサイクルショップに物を売りに行くようになりました。
母親は昭和の人間のため、もったいなくて物を捨てられない人だったのです。
明らかに使わないだろうものを「次のごみ収集日に捨てておいてね」と伝えて帰ると、次来た時に同じ場所にあるということが何度もありました。
理由を聞くと、「また使うかもしれないし、本当に捨てて良いのか判断できない」との事。
持ち帰って代わりに自宅の収集所に捨てることも毎回は難しい・・
悩んだ後、ある時リサイクルショップに売りに行くことを提案すると、すんなり母からOKの返事が来たのです。
私から見たらただの不用品でも、母から見ると何かしらの思い出が詰まっていたのだと思います。
ただで捨てるくらいなら、誰かに使ってもらいたい。
そんな気持ちが手放す方法として、捨てるより売ることを選んだのかもしれませんね。
わたしも倉庫に眠っていた流しそうめん機やら、景品でもらった自転車、録画用のカセットテープなど、とにかく今後も使う可能性が低く、自分の車で運べるものはこまめにリサイクルショップに持ち込みました。
大抵10円20円は当たり前でしたが・・
しかし思いがけず何千円単位の値段がつくこともありましたので、楽しみがてら持っていくのはありだと思います。
お金にはならないことは前提で、粗大ごみの回収代、もしくは持ち込む労力分だと思ってリサイクルショップを利用するのがおススメです。
捨てに行くのは大変だから引き取ってほしい。
ただ捨てるには忍びない。
その位の気持ちで、お金になったらラッキーと思ってリサイクルショップを利用してみるのは楽しかったですよ。
STEP4 実家から残すものをお引越し
STEP3で家の中の不用品をある程度片付けていると、今後もこれは使う!という必要品が明確になってきます。
最後には、その必要品を新しい住居へ移動させることを考えましょう。
基本的な考え方は、STEP3と同様。
大きいもの+上の方にあるもの+重いものは、必然的に自身で運ぶことが難しいため移動にもお金が掛かります。
引っ越しの場合でしたら、引っ越し屋さんというプロが沢山いますので上記のようなものはお金で解決した方が早いと思います。
引っ越しでなくても、荷物の宅配だけでも取り扱いのある業者さんもありますよ。
しかし引っ越しではない場合、今の自分で移動させることのできない荷物を今後も管理することができるのか、一度考えてみてもよいかもしれませんね。
あとになって、結局それを処分することになった場合はまた費用がかかるはずです。
それを見越しても必要なものなのか、検討しましょう。
まとめ
【初めて実家を売る流れを4STEPで徹底解説】をお伝えさせていただきました。
4STEPの流れは以下のとおりです。
STEP1 実家に負債がないか、確認
STEP2 実家を査定しよう
STEP3 実家の不用品を処分
STEP4 実家から残すものをお引越し
STEPとしてはシンプルですが、やってみると思いのほか、時間と気力が必要です。
ただ、始めなければいつまでたっても終わらない。
実家を処分しようと思った今がタイミングです。
今やっておけば、絶対楽になります!
すべて計画通りにすんなり進むと思わず、うまくいかないポイントもある。
ご自身で思っているより時間が掛かるもの、と心の準備をしておくことも大切だと思います。
私自身も終わりが見えず、何度も心折れかけました。
また情けないですが、何も片付けずに他界した父に対して恨めしい気持ちになったこともありました。
しかし実家処分が完了した今は、あのタイミングで実家を手放すことができて良かったと思っています。
家族それぞれが新しい生活に変わった中、少しづつ自分の時間を楽しむ心の余裕もできました。
少しでもこの記事が実家処分のスタートを切る手助けになれば幸いです。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
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