実家の片づけの中で出てきた大量の本。
最近の本ならまだしも、読み終えてから10年以上経っている。
こんな古い本、だれも読まないだろう。
塾で使ったテキスト、受験で使った参考書や赤本。
資格のテキスト、結局忙しいうちに勉強をやめてしまったな。
もう古いし、捨てるしかないとお考えではありませんか?
しかしその本、もしかしたらただ捨てるよりお得に処分できるかもしれません。
捨てるよりお得に処分するには、本を売ってお金にしましょう。
本を売る方法は、大きく2つに分かれます。
- 本の買取業者を利用する
- メルカリやヤフオクなどの個人売買システムを利用する
本の買取業者を利用する場合は、さらに売り方が3つに分かれます。
①郵送買取
②店頭買取
③出張買取
これらの本の売り方それぞれに、メリットとデメリットがあります。
それぞれの売り方のメリット、デメリットを理解した上で、今のご自身にあった本の売り方を見つけてみませんか?
この記事では本の郵送買取・店頭買取・出張買取、さらに買取業者を通さずメルカリやヤフオク等の個人売買システムにを利用した場合の買取方法のメリットとデメリットを分かりやすくご案内いたします。
自分の実家処分の中でおよそ5000冊の本を処分する中で、私自身が実際に利用して分かったポイントを記載しています。
この記事を読み終わると、今のご自身にあった本の売り方が見つかるようになりますよ。
家にある古本をお金にする方法は【売ること】
家にある古本を少しでもお得に処分する基本は、売ることです。
ではどの様な方法で古本を売るのが、今のご自身の状況で一番メリットがあるのでしょうか?
まず買取業者さんに依頼をする場合の3つの買取方法を説明していきますね。
①店頭買取| 古本買取業者の店頭に、売りたい本を持ち込む方法
②宅配もしくは郵送買取| ダンボールに売りたい本を詰めて、郵送で買取を依頼する方法
③出張買取| 買取業者に本を買取に来てもらう方法
それでは店頭買取・郵送買取・出張買取、さらにご自身でメルカリやヤフオク等の個人で売買できるシステムを利用する販売場合のメリットとデメリットを順番に検証してきます。
本の店頭買取:メリットとデメリット
店頭買取のメリット
- その場ですぐに現金化できる
- 本の査定金額に分からないところがあれば、すぐに確認できる
- 査定金額に納得いかない場合は、その場でキャンセルして本を持ち帰ることができる
- 本に値段がつかなくても無料回収してくれることがある
- 店頭で次に読みたい本を手に取って探せる
- ポイントやクーポンを利用できることがある
店頭買取の一番良いところは自分の労力さえ惜しまなければ、目の前にある本が今日のうちにすぐ売れるというところです。
また金額に納得いかなければ、すぐにキャンセルできるのもメリットですよね。
店頭買取だと金額等、疑問点があれば目の前で確認・質問ができるのも便利です。
店頭に持ち込み、どんなに値段が安かろうと0円と言われようと、買取業者さんが引き取ってくれれば本が処分できるのも個人的には嬉しく感じました。
次に店頭買取のデメリットです。
店頭買取のデメリット
- 家から店頭まで本を自分で持っていかなければならない
- 近隣に買取店舗がないと売ることができない
- 量が多い場合、本を持ち込むのが重く重労働
- 量が多い場合、天気に左右される(雨濡れがひどいと買取に支障がでるため)
- 買取依頼に行ったはずが、新しい本を買って帰り、また本を増やす
デメリットとしては手間がかかるという事が一番にあげられます。
またデメリットに買取依頼に行ったはずが、店頭に魅力的な本がたくさんあるので売った以上のお金を出して新しい本を購入してしまうこともしばしば・・笑
本を選ぶのも読むのも楽しいから良いんですけれどね。
自分の楽しみとしては店頭買取が一番楽しいです!!
そのため体力や時間に余裕があり、次に読む本を探したい本好きの方には店頭買取をお勧めします。
本の宅配・郵送買取:メリットとデメリット
次に売りたい本を段ボールに詰めて買取業者さんに送る、郵送買取のメリットとデメリットを見ていきましょう。
郵送買取のメリット
- 家から自分自身で本を持ち出さずに売る事ができる
- 重いものを持たなくて良い
- 査定金額に納得いかない場合は、その場でキャンセルして本を持ち帰ることができる
- 天気が関係ない
- 住んでいる場所に左右されない
- キホンは段ボールの郵送料はかからない
- 本を入れるダンボールも無料の業者が多い
- 本の集荷日時を自分で設定できるので、スケジュール調整しやすい
- 買取金額は指定の口座を登録すれば、1週間くらいを目安に入金される業者が多い
- 状態が悪く査定できなかった本は無料回収してくれることが多い
まず郵送買取の一番のメリットは重い本を自分で運ばなくて良く、量があっても一気に処分できるところです。
本は意外と10冊程度でも重いもの。
単行本1冊300~500gが多いですが、これが10冊だと最大で5kg。
例えばお米5kg分の重さを両手に持って10kg。
10kgだと20冊、多くても30冊程度しか持つことができません。
この場合、徒歩で店頭買取に持ち込んだ場合だと、30冊もしくは無理しても40~50冊位が限界なのではないかと思います。
徒歩ではなく、車があっても体力的につらいこともありますよね。
本棚から本を取り出して袋に入れ、
車の後ろに積み、
店頭についたら台車を借りに行って台車に下ろし、
買取窓口まで運んでいく・・・
これだけの作業でも体力に自信のない方や、まだ小さいお子様がいらっしゃる方には大変です。
ですので体力に自信のない女性や年配の方、小さいお子様がいらっしゃる方の古本処分は、郵送買取がおススメの方法と言えます。
また店頭に行かなくても家ですべての作業が終わるというところも、仕事や家事、子育てなど時間的に余裕がない方に向いてます。
郵送買取ならば「普段、仕事で店舗が開いている時間に本を売りに行けない」という方も利用することができますよね。
また住んでいる場所に関係なく、買取を依頼できるのも郵送買取ならではのメリットです。
郵送買取のデメリット
- 買取金額に納得いかない場合の、本の返送にかかる送料は、依頼主側がもつことが多い
- 明細のでない買取業者を選ぶと、いくらで何が売れたのか分からない場合がある
- 基本がメール対応のため、査定金額や利用方法などの問い合わせに時間がかかる
- 〇〇円以上買取で送料無料、本を入れた箱の重さは〇〇㎏までなど、業者ごとの規定を満たしていないと送料等を請求される場合がある
郵送買取のデメリットとしては、ある程度の買取に関する手配を自分自身でしなくてはいけないところです。
段ボールに詰めるのはもちろんですが、回収の依頼、本人確認書類の添付、そして不明点や買取金額に満足しなかった場合の問い合わせ等もご自身で行わなければなりません。
また手配は基本ネットを利用するため、PC操作ができることが必須とも言えるでしょう。
どの業者をえらべばよいか、実際に使ったときの話がききたい・・
という方はわたし自身が使ってみたネットの本の買取サービスについての体験談があります。
こちらは実際につかった際のイメージがわきやすいと思いますので、ぜひご覧ください。
金額やサービスなど違いが分かりやすい様に、お店ごとにわけて記載しています。
気になるお店があれば、ぜひ利用する前にチェックしてくださいね!
本の出張買取:メリットとデメリット
出張買取のメリット
- 家から本を持ち出さなくて良い
- 買取スタッフが買取場所に来てくれる
- 箱に詰めたり、郵送する手間もない
- 天気や、温度に左右されない
出張買取の最大のメリットは、依頼主側の労力が来てもらう手配だけというところ。
買いに来てもらえれば、とにかく手間が掛からずに本を売ることができます。
時間や本の重さを気にしなくて良いので、どなたでも気軽に本の買取の依頼ができるのは嬉しいですよね。
出張買取のデメリット
- 出張買取に来てもらえる地域が限定される
- 買取希望の本の数や種類によって、出張買取を断られることもある
- もしくは査定金額とは別に「出張買取費用」がかかるか確認が必要なこともある
- 自宅に買取スタッフが来る
- すべての本を買い取ってくれるわけではない
出張買取のデメリットは、買取に来てもらえる地域が限られるところ。
調べたところ出張買取をしている業者さんは、実店舗がある業者さんが多く、店舗から迎える距離であることが利用できる条件となるようです。
買取に必要な費用にかんしても、〇〇冊以上で無料出張買取、それ以外は出張買取費用が別途必要など、買取に関するルールの確認が事前に必要です。
また出張刈り取りは古紙回収とは違うので、全ての本を持っていってくれるとは限りません。
買い取れない本は結局自身で捨てることになるという場合もありますので、そこは誤解のない様にしましょう。
また私としてデメリットになる部分は、買取スタッフの方が来訪されるというところです。
個人的に家に人がやってくるのは気持ち的に負担が大きくて、できれば避けたい買取方法でした。
しかし疑問点があれば、すぐに買取業者さんに確認できるメリットもあります。
買取スタッフの方が来訪されるのが負担にならず、とにかく手間を掛けずに売れる本だけ売りたい!という方には出張買取が一番良いと思います。
個人で売買できるシステム(メルカリやヤフオクなど):メリットとデメリット
最後に個人で本を売る場合のメリットとデメリットについてお話します。
個人で本を売るシステムを利用した場合のメリット
本の買取業者を通さず個人で本を売る場合には、メルカリやヤフオク等のシステムを利用します。
この場合の最大のメリットは、本を売る値段を自分で決めることができるという点です。
本の買取は付加価値がない限り、販売したばかりが一番高くなり、その後時間が経つにつれて買取金額が下がっていきます。
販売したばかりの買取金額が保証されている様な本を売る場合は、買取業者を通しても個人で販売しても金額的には変わらないかもしれません。
しかしその後、時間が経過すると業者の買取金額が下がっていき、金額に差が出てきます。
ざっくりとですが、業者を通した場合2~3年前に販売された1000円位の本が100円で売れたら万々歳といった感覚です。
1000円位の本が10円や5円になることもざらにあります。
そう考えると自分で金額を設定できるシステムを利用して本を売った方が、自分のイメージする金額に近づきやすくなるかもしれませんね。
個人で本を売るシステムを利用した場合のデメリット
個人で本を売るシステムを利用した場合のデメリットは、買い手が見つからず本が売れない可能性があることです。
つまり労力をかけたが0円ということもあるのです。
買取業者を通せば、例え1円だったとしても買取が決まれば本が売れます。
しかしメルカリやヤフオク等の個人で本を売るシステムを利用した場合は高額で金額を設定しても、そもそも買い手が見つからない可能性もある訳です。
また買取希望者との値段交渉や、買取が決まったのちに商品を発送するなどの手間もあります。
さらに売りたい本の点数が多い場合は、1点1点の管理が大変というのもデメリットかもしれません。
それを避けるためにまとめていくら、という形で販売するなどの工夫も必要になってきます。
この様に手間を掛けてでも、とにかく本を自分のイメージ通りの金額で売りたい方は、業者に買取を依頼せずに個人で本を売るシステムを利用するのがおススメです!
まとめ
この記事では実家や自宅にある本を処分する場合、本を売る方がただ捨てるよりもお得に処分できる可能性があることをお伝えしました。
また本を売るには下記の4つの方法があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
①店頭買取|体力や時間に余裕があり、次に読む本を探したい本好きの方向け
②郵送買取|体力に自信のない方、時間的に余裕のない方、近くに買取店舗がない方、お子様がいらっしゃるご家族さま向け
③出張買取|買取スタッフの方が来訪されるのが負担にならず、とにかく手間を掛けずに売れる本だけ売りたい!という方向け
④個人売買システムを利用して売る|手間を掛けてでも、とにかく本を自分のイメージ通りの金額で売りたい方向け
今のご自身にとって一番合った方法は見つかりましたか?
みなさまの大事な本が少しでもお得に処分できる方法が見つかれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。