こちらの記事では私が実際に実家処分中にさっさと捨てたいのに捨てるのに時間が掛かって困ったもの・捨てきれなかったものを3つに絞ってご紹介します。
また捨てる方法が分かったものは、実際の体験をもとに情報をお話しています。
捨て方が分からないものがある時に、どう処分すれば良いのか判断するヒントがたくさん書かれていますよ。
これからご紹介するものをぜひご自身のご実家で見かけたら、事前に処分するときの準備をしてくことをおススメします!
実際に実家の片付けを始めた際に、効率よく作業を進められると思います。
私が実家処分の中で、モノを捨てきれなかった理由は大きく分けて2つです。
1、捨てる方法が見つけられなかった・もしくは捨てるのに時間が掛かる
2、思い出などがあり気持ち的に捨てきれなかった
そのうち本当に困るのは【1、捨てる方法が見つけられなかった】ほうです。
捨てたくても捨てられないのだから、どうしようもありません・・(涙
もしもご自身の実家で見かけたら、今のうちから処分方法に関して情報を集めておいてくださいね!
実家処分中に捨てるのに時間が掛かって困ったもの【3選】
それではさっさと捨てたいのに捨てるのに時間が掛かって困ったものをご紹介していきます。
もしもここに記載したもので、実家に帰った際に目に付くものがあったら、すぐに処分方法の情報収集を始めましょう!
いざ捨てようと思っても捨て方が分からないと調べる時間分、タイムロスします。
現場でなくてもできることは、事前に用意しておくことが時短のコツになりますよ。
また、私が処分できたものは方法を記載していますが、住んでいる自治体や利用する回収業者によって方法は異なります。
必ずいきなり行動する前に、ご自身が利用する自治体や回収業者へ確認をとってくださいね。
【1選目】巨大な古い金庫
昭和の前半に家庭内で金庫を持つのが主流だった時期があるようで、古い家には意外とあるのが金庫です。
実家処分中に捨て方が分からず、かなり情報に振り回されて疲れたのがこの「金庫の処分」でした。
古い家にある金庫は簡単に盗難に合わない様に、人が1人で持つには重いものが多いのが特徴。
また鍵が開かないと基本は処分が難しく、鍵が開いていて中身が入っていないことが最低条件となるため、さらにハードルが上がります。
この金庫の処分方法は我が家の場合、【自治体のごみ処理場に持ち込む】でした。
インターネット上で「金庫 処分」などと検索すると、金庫は基本、ごみとして自治体に捨てられないという記載が目立ちます。
金庫処分の専門業者に頼むと大きさや重さによって3000円位~3万位お金が掛かるのが一般的。
また金庫処分専用の業者を利用するにしても、ちゃんとした業者を選ばないと不法投棄されるという事もあるようです。
しかし「ちゃんとした金庫処分専用の業者」というものがどういうものなのか、判断がむずかしく・・
実際にお話する機会のあった不用品の回収業者に金庫の廃棄をお願いしてもみましたが、全てお断りされてしまいました。
しかしダメもとで住んでいる自治体のごみ処理場に電話したら「ご自身で運んでこられるならば捨てられますよ」とお返事が!
ネットでいろいろ調べて、頭を悩ませていた分、拍子抜けしてしまい・・
ネットの情報をうのみにしすぎない方がうまくいくこともある、という良い反省になりました。
この様に私の実家の自治体では耐火金庫はごみ処理場に持ち込めば処分できましたが、他の地域はどうなのかと調べてみると東京都(千代田区)では処分できないと記載を発見しました。
東京都(千代田区)の適正処理困難物とみなされるもので申込できない品目
自動車(バッテリー、マフラー等の部品も含む)、オートバイ(バッテリー等の部品も含む)、自動車タイヤ、ピアノ、耐火用金庫、消火器、コンクリートブロック、ガスボンベ類
不明なものは、購入した販売店に相談するか、管轄の清掃事務所にご相談ください。
https://sodai.tokyokankyo.or.jp 粗大ごみ受付センター
やはり自治体によって差があるので、金庫の処分の際には必ず最初にお住まいの自治体のごみ処理場、もしくはごみ処理課に確認しましょう。
連絡先はネットで調べるか、分からなければ市役所に電話して聞いてみるとよいと思います。
捨て方などのアドバイスを受けることができる可能性もありますよ。
金庫をどうやってごみ処理場まで持ち込むか
なやんだ我が家の金庫の処分方法ですが、【自治体のごみ処理場に持ち込む】というシンプルな方法で解決しました。
しかしつぎの問題が発生です。
1人では到底運べない重くて大きい金庫をどうやって自治体のごみ捨て場まで持ち込むのか?
しかも我が家は自営業をしていたため、業務用の金庫と家庭用の金庫の2つがありました・・涙
①業務用の金庫は高さ100センチ程の昭和前半に祖父が購入したもの。
重さも恐らく100キロを超えていました。
1階に設置してあったのがせめてもの救いでした。
②もう一つの家庭用金庫は高さ30センチ程のもので昭和50年代に購入。
重さは60キロ程度でした。
こちらは2階に設置してあったため、無事に1階におろすことができるのかが最大の難点でした。
結果、1階に設置してあった100キロ越えの金庫は40代の男性2名(兄とスシノ夫)と女性1名(スシノ)で無事にワゴンタイプの自家用車へ運び入れました。
この人数で10メートル位を移動させるのが限界。
2階に設置していた60キロ程度の金庫は、階段を一番の力持ち1人(兄)が運び、その他は男性1名(スシノ夫)・女性1名(スシノ)で運びました。
100キロ越えだと大人3人で持っているのがすぐ辛くなる状態、60キロだと大人2名で持てば余裕という感じです。
ただ万が一落としてしまった場合、足の上にでも落ちたら確実にケガをします。
不安な方、もしくは人数を集められない方は金庫専門の回収業者さんにお願いすることをおススメします。
【2選目】中身の入ったスプレー缶
金庫の次に泣かされたのが中身の入ったスプレー缶です。
結論から言うと、中身の入ったスプレー缶は捨てられず、母が引っ越し先に持っていきました。
「何とか少しずつ使用して中を空に捨てる」という結論に至ったのです。
スプレー缶を捨てる時は中身を捨ててからというのが自治体のルールになっていることがほとんど。
スプレー缶の中身を捨てるためには、当然ですがその中身を出さなくてはいけません。
これが難点です。
中身を一気に出すと、身体に害のありそうなものが多いのがスプレー缶。
私が実家処分の際に見たスプレー缶の中身は以下のようなものでした。
- 殺虫剤 12本
- 塗料 3本
- カーペットクリーナー 4本
- エアコンクリーナー 12本
- 窓そうじ用クリーナー 3本
- ラクガキ消し 10本
- 熊除けスプレー1本
熊除けスプレーなんて、なぜ買った?!と突っ込みたくなりましたが・・
塾だった実家なので、生徒さんと林間学校に行くとき様に買ったようです。
中身は激辛唐辛子のエキスのだったのですが「絶対に人にかけないでください」と記載がありました。
その他、ゴキブリやらハエ・蚊・蜂などにそれぞれに向けた種類ごとの殺虫剤もあります。
もちろん全て中身が入った状態です。
中身の入ったスプレー缶を捨てる方法は2つあります。
①使い切ってから捨てる
②未開封ならば、リサイクルショップに売る
②のリサイクルショップに売る方法は、私の場合、新品の落書きけし1つで10円でした。
また意外とカーペットクリーナーが1つ50円で売れました。
中身の入ったスプレー缶の処分方法
今回の経験から分かった中身の入ったスプレー缶の処分方法は下記のとおり。
新品はすべてリサイクルショップに持っていき数を減らす。
→その後、残ったものを少しずつ使用して、いつか中身が空になったら捨てる。
う~ん、気が長くなりそうです。
他に数をへらすために、もらってくれる人がいたらどんどんあげてしまうのも良いかもしれません。
また、ちょっとしか使わないものならば捨てる時のことを考えてスプレー缶は買わない。
また同じような中身が入っているのであれば、スプレー缶ではなく、プラに入っている方を買う。
そんな、もとを断つ作戦も効果的です。
【3選目】ガーデニングで使用したブロック・レンガ
処分方法に困ったもの3選のうち、3つ目はガーデニングで使用したブロック・レンガです。
ガーデニングのため気軽に購入するブロック・レンガが私の実家の地域では建築廃棄物となり、自治体で処分してもらえませんでした。
結果、ブロックは近所の人にもらってもらい、残ったものは後々に専用の回収業者にお願いをする予定で兄の家に一旦運び込み。
これもスプレー缶と同じで処分しきれず、結局、家族の誰かが犠牲になる最悪の状態になってしまいました。
ガーデニング好きだった母が庭で使用していたブロック・レンガの数はおよそ50個。
近所の知り合いの方が30個ほどもらってくれて、残りは20個。
しかし綺麗なものから渡していったので、残った20個は土がしみ込んで色が変わっていたり、角が欠けていたりで人に譲れるようなものではありません。
家具などの不用品回収業者の方に相談してみると、ブロックなどは専用の許可をもらっている業者でないと回収できないとお断りされました。
専用の業者とやらを探して値段を伺うと1個あたり1000円の回収費用が掛かるとの事。
20個なので2万円!???
そこらへんのホームセンターで売っている灰色のあのブロックですよ?
買った時の2倍以上のお金で処分しなくてはいけないとは・・
ブロック回収の手配が立ち退き日より遅くなってしまいそうだったため、ここで申し訳ないのですがブロックは一旦、兄の家に置かせてもらう事に決定。
兄貴、そしてお嫁ちゃん、本当にごめんなさいって感じです・・
実家片付け中に出たブロック・レンガが捨てられる自治体もある
こんなにガーデニングをみんなが当然のようにやっているのに、他のご家庭ではどうやってブロックやレンガを捨てているのか?
疑問に思ったので少し調べてみました。
すると自治体によっては一般家庭から出るブロックやレンガであれば、「燃えないゴミ」として廃棄できるところがあるようです。
例えで横浜市のごみ処理方法で「ブロック」を検索してみました。
横浜市ごみと資源物の出し方一覧表より
大阪市なんかも横浜市と同じでブロックは自治体に捨てることができるようです。
しかし逆に東京都(千代田区)は私の実家地域と一緒で自治体にブロックを捨てることはできない記載がありました。
ですので実家の庭を見回した際にブロック・レンガが目に付くと思った方は、まず実家のある自治体に捨て方を問い合わせてみましょう!
捨てられない場合は貰い手や回収業者の手配が必要になりますし、捨てられる場合でもブロックは重いので一気に捨てるのは大変です。
細目にゴミ出しをする為、時間が掛かることを覚悟して行動すると良いと思います。
同じ石つながり【珪藻土マット】も自治体回収がない?!
一時期はやった珪藻土マット。
あなたのご実家にもありませんか?
ある場合は自治体に連絡、もしくは検索して捨て方を早めに調べておくのがおススメ。
なぜならばアスベストが検出された報道の後、自治体によって捨て方が大きく変わったそうなんです。
私の実家にある地域では、安全性が認められるまでしばらく珪藻土マットは自治体に捨てられないことになっていました・・
ですので今回の処分でも、ごみ処理場に持ち込みましたが「捨てられない」と言われて、泣く泣く持ち帰ることに。
自治体のごみ処理場で捨てられないものなんで、どうすりゃいいの!?
しかし自治体によっては今でも燃えないゴミで出せるところもあれば、特定の捨て方を指定しているところもあるようです。
ご自身の実家の自治体がどれに該当するのか、情報を集めておきましょう。
ちなみに我が家にあった珪藻土マットは、母親の引っ越し先の自治体では燃えるゴミに普通に出せました・・
(はやく言ってよ~)
まとめ
この記事ではご自身の実家に潜んでいる【捨てる方法が見つけにくい、もしくは捨てるのに手間の掛かる処分に困りがちなもの】を紹介してきました。
こんなモノをすこしてもラクに捨てるコツはたった1つ。
とにかく早めに自治体で捨てられるのか情報を集めておくこと。
これにつきます。
また、もとを断つのも大切です。
捨てるのが難しそう、ぱっと捨て方が分からないようなものは購入を控えることも賢明な判断ですよね!
予定外のところで時間がかかる実家の片付け。
この記事を読んでくださった方の実家処分・片付けが少しでもスムーズに進むように、心から祈っております。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。